小田原周辺の茶畑で農薬を一切使わず、有機と無施肥栽培でお茶の樹本来の香りを大切に自然農薬や剪定の仕方など工夫しながら管理して、緑茶とこゆるぎ紅茶を生産しています。
「何事を成すにも、春の光が万物を育ててゆくようにゆっくりと、あせらず、ゆたかにやっていく」という意の『養之如春』ように、自然の変化を見つめ、そのように努力して、お茶の樹を育てています。
如春園で管理している中では一番古い畑です。8割やぶきた種、残りは狭山系の品種が植わり、樹齢は40年以上。晴れた日には大山や丹沢山系を眺めることができる眺望の良い畑で、茶摘みイベント会場としてよく使っている畑です。
坊所川の河岸段丘上にあり、川のせせらぎが聞こえる道路沿いの畑です。
全てやぶきた種で、自然農法の前任者より引き継ぎ、更新(深い剪定)後はとても力強い芽が出て良い状態が続いています。梅雨時にはアマガエルを簡単に見つけやすい畑です。
2020年春に3種類の品種(なんめい、さきみどり、おくゆたか)を新植した小田原北条時代の城郭の中にある茶畑です。隣は土塁と大きな空堀に接し、大木に囲まれた環境よく、且つ小田原駅と店舗工房から徒歩圏内のワークショップに適した立地の新しい茶畑です。
早ければ2022年頃より自家用車がない方でも参加できる茶摘みのイベントなどを、こちらで開催できることを楽しみにしています。
【地域社会貢献】
農業が、生きがいやりがいを感じることができること、新しいライフスタイルの提案として、若い世代へのよい先例となって示したい。また、それが後継者不足や衰退する地域農業へ貢献していくことが大切だと考えています。
【自然を想う】
天候や病害虫など、思うようにならない自然を相手に、対策を施したり、推測したり、自然の摂理を重んじ、楽しみにながら作業しています。お茶本来の風味を活かし、人間がコントロールしようとする農薬や化成肥料は一切使いません。
【挑戦】
紅茶に不向きといわれる“やぶきた”種の秘めた可能性を極限を追い求め、ダージリンのような香り高い高品質の紅茶を目指しています。一般には害虫とされるウンカ(チャノミドリヒメヨコバイ)と上手く協力して、最高のやぶきたマスカテルフレーバーをいつか必ず作ります。