小田原近郊(南足柄)にある自園茶畑では、箱根山系の麓にあたり、小田原市内や遠く丹沢山系を眺めることができる場所に立地しています。
茶樹の主な品種はやぶきたです。
農薬を使わず、季節ごとにたくさんの虫達が遊びに来てくれます。
【土作り】
如春園の茶畑では、毎年、土壌改良のために牛堆肥を入れています。
1反あたり1トン投入しています。雨の後や秋にはよくキノコが生えてきます。
【草取り】
しばらく畑に行けなくほっといた場合、こんなように蔓系の草が繁茂する時があります。
こまめに草取りすることが肝要ですが、これが大変。永遠に続く戦いです。
【整枝作業】
1年に1番茶、2番茶後、春から秋まで何度も整枝作業(ならし)を行います。
2人用の可搬用茶刈り機を使います。床屋のバリカンのように、散髪後の整った茶園は美しく見えます。
【施肥作業】
米ぬかを中心とした有機肥料を土壌改良の為入れています。
紅茶に合わせた、施肥管理の為、旨み成分となる窒素分が少なくなっています。
【新茶摘採(収穫)】
新茶の摘採は、一番楽しみで緊張する作業。
仲間との協力体制で忙しい時期を乗りきります。
だいたいゴールデンウィーク頃が摘採時期です。
摘採した茶葉は、地域の個人茶工場に出し、製茶加工を委託しています。
(こちらの写真は今はもう無い地域の共同工場です)
浅蒸し緑茶は、深蒸し(静岡や狭山のような)と違い、コクがある濃い緑色のお茶にはなりません。香り良く、澄んだすっきりとした滋味と渋みが特長です。
飽きがこない普段のみのお茶としてご愛用頂いています。
工場から焙じ機を借りて作っています。
ほうじ茶は、カフェインが少なく夕食後飲むお茶に最適です。
焙じ茶の香ばしいアロマは、気持ちが安らぎます。